お雛様を飾る時やしまう時は、日にちを選んだほうがいいと昔から言われてきました。
しまう時はよく遅くなると、結婚が遅れるなどと言われてきましたが、飾る時にはどのタイミングで飾れば良いのでしょうか?
ひな人形を飾る日に良いとされる「雨水の日」2020年はいつ?それはなぜ?
ひな人形を飾るのにいい日と言うと、昔から「雨水の日」が良い日とされてきました。
では、2020年はいつになるでしょう。
ひな人形を飾る日に良いとされる「雨水の日」2020年はいつ?
まず、2020年の「雨水の日」は、2月19日(水)になります。
毎年このあたりの日にちが「雨水の日」になります。
これは2月19日が必ず「雨水の日」になるわけではありません。
二十四節気という季節区分の捉え方をしたときに、毎年1日前後のずれも生じます。
また「雨水の日」と言っても、実際には「雨水の期間」という感じになってきます。
つまり19日は「雨水の入りの日」になり、「雨水の期間」というのは約2週間あります。
ひな人形を飾る日に良いとされる「雨水の日」それはなぜ?
「雨水の日」というのは、七十二候という季節の区分のなかで、”土が潤い起こり、霞始めてたなびき、草木萌え動く”と言及されており、「水の恵みの日」でもあり農作業を始める目安の日とされています。
そんなことから「水の恵みの日」は、「水神の子宝安産信仰と結びつき良縁に恵まれる日」と言い伝えられているところから、この日にひな人形を飾るのがいいとされてきました。
また「雨水の日」は、節分で鬼や厄を払い清めた後で、春が訪れるとともに新緑が芽吹くように、良縁も芽吹くと考えられたりもします。
ちなみに「ひなまつり」の前日や当日に飾る「一夜飾り」というのは、縁起が悪く避けたほうが良いとされています。
それは、お通夜やお葬式などの突然の出来事と同じで一夜で準備をすることを連想させたり、ひな人形というのが子供の成長を見守ってくれる大切なものであり、厄災の身代わりとなってくれるものとしての考えから、一夜で飾るのには失礼にあたると称されているからだと言われているからです。
まとめ
ひな人形を飾るのは「雨水の日」と称される、2020年で言えば2月19日(水)に飾るのがいいと言われています。
それは「雨水の日」というのが、季節の区分でいう農作業を始める日にあたる「水の恵みの日」であるところからそう言われています。
「水の恵みの日」は、「水神の子宝安産信仰と結びつき良縁に恵まれる日」でもあるからです。
またひなまつりの前日や当日に飾るのは「一夜飾り」といい、縁起も悪いので避けた方がいいでしょう。
ちなみに2020年2月19日(水)は、友引でもあるので暦のうえでも問題はなさそうです。
もし平日に飾ることが難しいのであれば、「立春を過ぎた大安に飾ると良い」という考え方もありますので、2020年の立春は2月4日(火)であり、かつ日曜日の大安となりますと2月16日(日)が該当しますのでその日に飾るのもよいでしょう。